イタリアおじちゃんたちの楽しみ
2007年 05月 30日
Boccia (ボッチア) は、イタリアのおじいちゃんの楽しみです。
または、複数形で「Bocce:ボッチェ」と言います。
そんな「ボッチア」好きのおじちゃん「ボッチア愛好家」の事は
「Bocciofilo:ボッチオフィーロ」と言います。
日本で言う「ゲートボール」みたいな存在ですが、競技をしているのは、おじちゃんだけです。
競技は、「陸上カーリング」といった感じで、2チームの団体戦です。
始めに目標にする、小さな赤い玉を適当に置きます。
その後、両チーム一人ずつボーリングのように転がしたり、した投げ(ボーリングで投げるのを失敗したときのような感じ)で直接邪魔な相手ボールを狙ったりもします。
始めに置いた小さな赤い玉により近ければ勝ちになります。
特に目印になる物が無いので、全ては審判役ゆだねられています。
見た目は、盛り上がりにかけるようなスポーツですが、イタリア各所(いろんな公園に専用競技場があります)に愛好家のグループがあり、気候の良い時期になるとおじちゃんたちは集まってきます。
ただ、盛り上がるのは競技をしている人たちだけではありません。
周りで見ている人たちは、各自いろいろ盛り上がっています。
それは、賭けをしているからです。
内緒でいろいろ賭けをしているみたいなんですが。。。
このような、公園で競技をしているとき、特に決まったユニフォームもなく、みんなばらばらです。
まるで街中を散歩しているような普段着で競技をしています。
寒い季節になると、にぎわっていた「ボッチア場」に落ち葉が積もり、春の暖かくなるのを待っているようだった。