イタリア語:ちょっと難しい発音 その1
2005年 12月 08日
普通なら「L」と「R」で悩むはずでが、簡単に言うと「R」は「巻き舌」です。
巻き舌が難しいかというとそうでもないと思います。
日本人どうしの会話の中で巻き舌を使っている人がかなり多いような気がします。
例えば、「さよなら」と発声すると日本人の中でも「ら」がイタリア語の「L派」と「R派」がいるように思います。
ただし、意識をして使い分けるとなるとそれなりの練習が必要になります。
イメージで言うと、
Lが舌足らず。
Rが巻き舌。
舌の動きで言うと、
Lは、舌の先を上の前歯の裏側にくっつけた感じ。
Rは、舌の先が歯の裏側ではなく、歯から離れたあたりをはじく感じ。
この違いだけで「L」と「R」の区別して発音することが出来るはずです。
male (マーレ)
mare (マーレ)
ただし、単語によって「L」が言いにくかったり、「R」が言いにくい場合もあります。
LoとRe続く場合、「L」と「R」の区別が難しい。
Loreto (ロレート)
RaとRoが単語の頭にくる場合、舌は「あ」と「お」を発音した時と同じ位置に落ち着く為、舌が下がり口腔内が広くなり「R」の発音が難しいので練習が必要です。
Ragazzo (ラガッツォ)
Roma (ローマ)
発音:LLとRRの場合
LLの場合:舌の先を上の前歯の裏側にくっつけて直に放さず保つ感じだが、日本語で表示するならば「gallo=ガッロ」となる。
RRの場合:巻き舌をより長い時間保ち、日本語で表示するならば「farro=ファッロ」となる。
イタリア人でも「子供の頃、Rの発音を練習した」と聞いたことがあります。
巻き舌ができない場合はやはり練習が必要です。