菊の花・・・
2009年 05月 31日
以前、友達に「この曲を編曲してほしい」と言われ、、、、
やっと楽譜を買いました。
イタリアのオペラ作曲家プッチーニが32歳の時に作曲した弦楽四重奏のための「菊の花」。
正式には、「菊」です。
この曲は1890年に亡くなったアメーデオ1世のために1晩で書き上げたと言われています。
アメーデオ1世(Amadeo Ferdinando Maria di Savoia)は、イタリア国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の次男として生まれ、後にスペインの国王(1870~1873年)になりました。
アメーデオ1世が亡くなり、彼のために作曲した「菊」はわずか6分ほどの短い曲ですが、非常に感情がこもっていて、決して悲しみに満ち溢れた感じではありません。
1873年に完成したオペラ「マノン・レスコー」の第4幕にこの「菊」の一部が非常に効果的に転用されました。
あまりに美しい曲なので、これから何種類か編曲を作れたら・・・と思っています。
youtube・・・
弦楽合奏版のプッチーニ:「菊」
オペラ「マノン・レスコー」に使用されている箇所