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音楽と旅行と食べ歩き、イタリアに留学していたクラリネット奏者+元イタリア・スローフード協会会員、奥田英之の話
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カテゴリ:ある音楽家の感じた美術( 12 )
ティファニー展
少し前の話ですが。。。

演奏会の準備やあちこちの楽器店へ行く途中に立ち寄ることが出来ました。


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東京都庭園美術館で行われている、「世界を魅了したティファニー 1837-2007」へ行ってきました。

以前から美術館になっている旧・朝香宮(あさかのみや)邸には、行ってみたいと思っていました。

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写真:旧・朝香宮邸


1933年(昭和8年)に建てられた建物は、その当時に流行していた「アール・デコ様式」の内装で覆われています。
現代では、考えられないほど「本物」を使用しています。


屋敷の内装は、朝香宮夫妻がフランス人デザイナーアンリ・ラパン(Henri Rapan:1873-1939)に依頼して作り上げられました。
ラパンは、正面玄関にある女神像のガラスのレリーフや大広間などのシャンデリアをジュエリーデザイナーでガラス工芸家でもあったルネ・ラリック(René Lalique:1860-1945)、鉄工芸のレイモン・ジューブ、彫刻家のレオン・ブランショらに依頼し、この屋敷の内装をフランス・アール・デコで満たしました。


この屋敷で少し残念のは、正面玄関に入るまでのアスファルトの道。

随分前から気になっていたのですが、建物の色と周りの雰囲気などとアスファルトの黒すぎる色が合わないように感じます。

水溜りが出来にくいアスファルトを使っていましたが、、、
メンテナンスを考えるとしょうがない事なのかな?

e0081119_2235064.jpg
写真:チラシと購入したカタログ。
このカタログで、この内容で、あの値段で購入できるのは、ちょっと驚きました。
お勧めです。


ティファニー展は、本当に素晴らしいものばかりで、ゆっくり見たいです。

美術展をやっているときは、建物の細部までは見ることが出来ないですが、雰囲気もとっても良かったです。

ガイドフォンも丁寧な説明で、、、
今回、初めて日本語のガイドフォンを使いました。
イタリアやスペインでは、イタリア語のガイドフォンしか使ったことが無かったので新鮮でした。

展示物に当てる照明など、とても良かったのですが、美術館自体の照明を落としているため、中途半端に光が入り、せっかくの宝石類にいろんな色の光(ケース内の照明、美術館の照明、窓のカーテンを通ってきた光、外の光、廊下からの光など)が入ってしまうこともあり、均一な光で見たかった展示物もありました。
ティファニーのカット方法は、光を特に入れやすいので。。。


一番気になったのは、展示物のケースです。
あれって、どうにもならないのかな?

美術館に限らない問題なのかもしれないけど、、、

美術品自体を見ている目線から、腰をかがめなければ見えないような位置に説明が書いてあると、明らかに歩いている時の目線から離れているし、展示物を見ている体勢から説明を読む時に体勢を変えなければいけないような、展示方法はどうにかした方がいいと思う。

せめて、下ではなく上に目線を移動させて欲しいです。。。


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ハガキ:東京と庭園美術館で購入したもの

ラリックの製作した、正面玄関にある女神像のガラスは、オリエント急行食堂車でも見られるような雰囲気のものです。

このハガキのような照明であって欲しかったのですが、行った時には右の三枚それぞれの後ろ下に、極めて近い位置に3つ照明が置いてあり、ガラス自体が古い時代のものと言うより「薄汚れて汚いガラス」に見えてしまうような、ワット数が高いものを使用していたのが残念でした。
せめて、当時に使用していただろうと思われる暗めの電球を使って欲しかったです。

ここを訪れる人は、そこまで要求しないものなのかな?
もしかしたら、美術展使用の照明になっていたかもしれないので、建物自体の判断は庭園美術館主催の「じっくり見よう!アール・デコ」と言う企画のときに、判断したいです。

もし、「美術館が本当に建物を見せよう」と思うなら、照明にも気を遣うはずなので、その時に期待をして。。。


東京都庭園美術館」公式サイトへ



東京都にある、旧朝香宮邸や旧岩崎邸などをみると、「せっかく作るならちゃんとした物を作って欲しい」と思ってしまいます。
中途半端に作って、その時だけ満足するようなものではなく、後の時代に残せるものを作って欲しいです。

残念な色使いの「旧岩崎邸」公式サイトへ
「公園」として紹介しているから、しょうがないのかな。。。

なんだか、いろいろ残念です。。。
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by vagaoku | 2007-11-13 09:42 | ある音楽家の感じた美術 | Comments(0)
後悔と出発地点
今年(2007年)の夏、イタリアへ行きました。

滞在中、美術館などへ沢山行きました。

今まで、なかなか勉強が出来なかったので、日本を発つ前から「美術の勉強をしたい」と思っていました。


音楽を大学で勉強した頃から、美術とのつながりを考えていましたが、実際はなかなか機会がありませんでした。
と言うより、きっかけをつかめませんでした。


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写真:フィレンツェ、Palazzo Pitti(パラッツォ・ピッティ:ピッティ宮殿)の正面。



今回、フィレンツェを滞在した時に、自分なりの楽しみを見つける「きっかけ」をつかむことが出来ました。

イタリアで知り合った沢山の友達の助けもあったが、特に衝撃を受けて自分なりのきっかけをつかんだのは、ピッティ宮殿(Palazzo Pitti)で見た、カラヴァッジョ作「眠るアモーレ(Amore dormiente:1608年)」でした。

この絵を見たときに「名前とその時の印象を忘れないように」と思い、このときから自分なりのメモを取るようにしました。

美術館や教会などへ行くと出来るだけメモを取り、後から人に聞いたり、調べたりしました。

たったそれだけの事で、きっかけをつかむことが出来、美術に対する興味がより深くなる兆しが見え始めました。


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写真:スペイン・マドリード、Museo del Prado(ムセーオ・デル・プラード:プラド美術館)とスペインの画家ディエゴ・ベラスケス(Diego Velázquez)の像。



今回のイタリア滞在で知ったイタリア語もあります。

Pinacoteca (ピナコテーカ) :  「(絵画だけの)美術館」

イタリアのあらゆる街に「museo」以外に「pinacoteca」があるのに驚きました。
それほど、知らなかったんです。

なんてことなんだろう!
イタリアにいたときに、何で気がつかなかったんだろう。。。
教会や美術館や博物館以外にもあったなんて。


もっと知りたい、もっと見たい、、、もっと勉強したい。。。


訪れた街ではできるだけ多くの場所へ行きました。
おかげで、あまりに見たりするものが多くなり、本当に時間が足りなかった。


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写真:スペイン・マドリード、Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía(ムセーオ・ナシオナル・セントロ・デ・アルテ・レイーナ・ソフィーア:ソフィア王妃芸術センター)


イタリア滞在中にスペインへ行くことになりました。
クラリネットの講習会で知り合いになった、スペイン人の友達が「遊びにおいで」と誘ってくれたのがきっかけでした。

友達がマドリードの中心地に住んでいるおかげで、美術館にフラッと8~15分くらい歩けばたどり着けるような環境でした。

美術に興味を持ってから訪れたので、貴重な経験が出来ました。


プラド美術館は、全ての絵画が非常に見やすく展示してあり、解説書もものすごく読みやすく素晴らしい美術館でした。

ソフィア王妃芸術センターは、マドリード音楽院のすぐ横にある現代美術なども置いてある美術館です。
もっとも有名な展示物は、ピカソ作「ゲルニカ」の大きな壁画です。

マドリードで一番最後に訪れた美術館は、ティッセン・ボルネミッサ美術館でした。
ここは、もともと個人が収集した美術品で、様々な絵画が楽しめます。
この美術館も展示方法が素晴らしく、非常に楽しめるものでした。


スペインで見た美術館は、イタリアで感じた以上の美術への興味を持つことが出来ました。


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写真:スペイン・マドリード、Museo de Thyssen Bornemisza(ムセーオ・デ・ティッセン・ボルネミッサ:ティッセン・ボルネミッサ美術館)



日本に帰ってきてから、出来るだけ時間があるときに美術の勉強をするようにしています。

楽譜の編曲作業の合間やクラリネットの練習の合間にパソコンで調べたり、購入した美術関係の本を移動の電車の中で読んだり・・・


何で、イタリアにいる時にこれくらい勉強できなかったんだろう?

実物を見ることも出来たのに。。。

現在くらい、その当時にいろいろパソコンで調べられたら、もっと調べたり出来たんだろうな。。。

などと、美術館などで見た絵画を本で見かけたときに、よく思います。



でも、これが自分にとってのきっかけであり出発地点なので、今日本に居る現状で満足しながら進むしかありません。



イタリアで知り合った沢山の友達に感謝です。
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by vagaoku | 2007-11-04 23:52 | ある音楽家の感じた美術 | Comments(0)