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音楽と旅行と食べ歩き、イタリアに留学していたクラリネット奏者+元イタリア・スローフード協会会員、奥田英之の話
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カテゴリ:ある音楽家の感じた美術( 12 )
5月の前半に行った美術館と美術展
イタリアから帰ってきて、日本の芸術に触れたくなり何箇所か行ってきました。


三の丸尚蔵館 - 宮内庁


太田記念美術館
現在、個人所有の歌川国芳「東都三ツ股の図」が展示してあります。
東京スカイツリーかも知れない!と言われている、高いやぐらが描かれています。
そういえば、東京スカイツリーと公募で選ばれる時に「東京やぐら」みたいな名前もあったような気がします。


特別展 ボストン美術館 日本美術の至宝
本拠地ボストンでも見ることの出来ない規模の日本美術です。
8世紀(奈良時代)の曼荼羅(まんだら)、12世紀(平安時代)の絵巻、数々の屏風画や現実では無いような曲線と色彩にあふれた屏風、伊藤若冲の作品、そして何よりも世界初公開の曽我蕭白の巨大な龍や他の作品群は見ものです。


レオナルド·ダ·ヴィンチ美の理想
なんと言ってもパルマ国立美術館(Galleria Nazionale Parma)所蔵の不思議な緑色に塗られた板に描かれた「ほつれ髪の女(La Scapigliata, 1508 circa)」は見ものです。
その他、レオナルドが下絵を書いた作品なども非常に興味深い作品がたくさんありました。

レオナルドの作品以外では、以前からラファエッロのデッサンやヴァザーリの書いたメモで存在をうわさされていた若い頃のモナ・リザ(La Gioconda, Madonna Lisa)がついに発見されたアイルワース(Isleworth)所有のモナ・リザが見ものです。
ラファエッロのデッサンに描かれている石柱も描かれています。
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アイルワース版モナ・リザ





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by vagaoku | 2012-05-23 02:23 | ある音楽家の感じた美術 | Comments(0)
パドヴァで見かけた落書
パドヴァの街中で今まで見たことの無い落書に出会いました。
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少し斜めから見ても。。。
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今度はお店の入り口横の壁にも書かれているのも見つけました。
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この他の落書きを見つけることが出来ませんでしたが、日本に帰ってきてから落書に書かれている「kenny ramdom」と言う名前を探してみました。

ちゃんと公式のホームページがありました。
kenny ramdom
少し重たいですが「OUTDOORS」から多くの作品を見ることが出来ます。

パドヴァ近くのヴィゴンツァ(Vigonza)と言う町の人らしいので、パドヴァ付近で作品を見ることが出来るかもしれません。


写真:パドヴァ 2012年4月22日
Padova, Italia 22.04.2012
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by vagaoku | 2012-05-07 03:53 | ある音楽家の感じた美術 | Comments(0)
アニメのような絵画?スペインの画家エル・グレーコ
僕が彼の作品を初めて見たのは、いったいどこの街でだっただろうか?

僕が見た数点の作品の印象は「アニメのようだ」でした。
変な表現かもしれないですが、縦に長いスラッとした人物や誇張されたような背景が第一印象でした

日本では、エル・グレコと呼ぶようですが、僕はイタリアで呼ばれる「エル・グレーコ」と呼んでいます。
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彼の作品をちゃんと見ることが出来たのはマドリッドのプラド美術館にあるこの作品だった。

クラリネットの講習会で知り合ったスペイン人の友達の家が美術館のそばにあり、僕は出来る限り時間を作って通った。

ゆっくり見れば見るほど惹かれていき、不思議な世界に包まれていきました。


本名はドメニコス・テオトコプーロス(1541-1614)だが、生まれたギリシアの街がヴェネツィア領だった事もありイタリア語でギリシア人を意味する「グレーコ(Greco)」とスペイン語の「エル(El)」で、エル・グレーコと呼ばれているようです。

スペイン人の友達が「トレド(Toredo)へ行こう!僕も行った事が無いから!」と二人でマドリッドからトレドへ行きました。
急に決まったので何も調べないでいきました。
全て友達に任せてしまいました。

スペイン人の友達も初めての街だったので、まず街を観光するバスに乗りました。
そして、展望台から街を一望しました。
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その後、街中を散策し昼食を食べたりしました。

僕が気になった教会へ入ったら、ここでもエル・グレーコの作品に出会いました。
この時にエル・グレーコが晩年にトレドで暮らし、一生を終えた事を知りました。

それから、マドリッドのティッセン美術館やイタリアでもエル・グレーコの作品を見ることが出来た。


エル・グレーコの作品に描かれているような空を見るたびに見に行きたくなります。

日本でも倉敷にある大原美術館でエル・グレーコの作品を見ることが出来るので、そのうち大原美術館と喫茶店と倉敷の街をふらっと行きたいです。


エル・グレコの家 スペイン政府観光局オフィシャルサイト(日本語)
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by vagaoku | 2011-11-13 01:43 | ある音楽家の感じた美術 | Comments(0)
天使の修道士画家、フラ・アンジェリコ
イタリア、ルネサンス期のフィレンツェに「天使のような(angelico:アンジェリコ)修道士(fra:フラ)」と言う名前で呼ばれている画家がいました。

フラ・アンジェリコ、本名グイード・ディ・ピエトロ(Guido di Pietro、1395 - 1455.2.18)は、フィレンツェ郊外の農民の子として生まれました。
どのようにして絵画の勉強をしたかは分かっていないが、20歳前後にフィエーゾレのサン・ドメニコ修道院に入る前から画家として活躍していたようです。

やがでサン・ドメニコ修道院の院長代理や院長になり、その後、フィレンツェのサン・ドメニコ修道院に入った。
サン・ドメニコ修道院では、修行のかたわら、祭壇画などを描いていた。


僕のフラ・アンジェリコとの出会いはフィレンツェの街中にあるドメニコ派の修道院だったサン・マルコ美術館です。


当時、修道院宿舎のあった2階へ普通の階段を上がっていくと、階段の先にフラ・アンジェリコの「受胎告知」が飾ってあるのが見えた。

階段を一段、一段、上がっていくと非常に美しい翼を持った天使がはっきり見えてきた。

階段を上がりきる頃にはガラス越しに「受胎告知」全てを見ることが出来た。
ガラス越しだったので「飾ってある」と勝手に思い込んでいたが、近づいて見るとただの壁に描かれたフレスコ画だった事に驚いた。
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受胎告知(1437-46年頃)サン・マルコ美術館所蔵 写真撮影は禁止です。


あまりに鮮やかな暖色系と青、そして美しい金に輝く翼を持つ天使を間近で見た時の衝撃は今でも忘れられないです。

他の小さな部屋の壁にもフラ・アンジェリコや他の修道士たちが書いた多くのフレスコ画が残されています。
受胎告知以外のフレスコ画は、剥がれ落ちてしまっている物も多いですが、当時は修道院の全ての壁がフレスコ画に覆われていたのかもしれません。



ジオルジオ・ヴァザーリ(Giorgio Vasari、1511.7.30 - 1574.6.27)は、画家であり建築家でもあったが、様々な出来事をメモしてくれていたおかげで画家達の作品や人間性など、貴重な資料を残してくれている。
ヴァザーリのメモには「フラ・アンジェリコは、人間としても聖人のように清純、素朴、人間味にあふれていた」と残している。
筆を取る前には必ずお祈りをして、キリストの磔刑図(たっけいず)を描く時には、常に涙がほほを濡らしていたらしい。

そのような人間性と天使の素晴らしさから「フラ・アンジェリコ」と呼ばれるようになったのかも知れません。

以前、ブログに登場した「フィリッポ・リッピ」と同時代で対照的な人生を送ったので、比較される事が多いです


二人がたまたま同時代に生まれ、二人がたまたま修道士であり、二人がたまたま別の人生を送り、二人ともたまたま素晴らしい画家だった。。。


いつかあの天使の羽根を見に、フィレンツェへ訪れたいです。



Museo di San Marco

Piazza San Marco, 3 - Direzione Via G.La Pira,1

Tel. 055 2388-608
Fax. 055 2388-704

Ingresso € 4,00
prenotazione (facoltativa): € 3,00
ridotto € 2,00 per giovani cittadini dell'Unione Europea da 18 a 25 anni e per docenti di ruolo.

Oraio
Lunedì-venerdì: 8.15-13.50. La biglietteria chiude alle 13.20.
Sabato: 8.15-18.50. La biglietteria chiude alle 18.20.
Domenica e festivi: 8.15-16.50. La biglietteria chiude alle 16.20.

Chiusura
1^, 3^, 5^ domenica; 2°, 4° lunedì, Natale, Capodanno, 1° maggio



サン・マルコ美術館

住所:サン・マルコ広場3、ラ・ピーラ通り1
電話:055 2388-608
ファックス;055 2388-704

入場券:4ユーロ
予約券:3ユーロ
学生券:2ユーロ(EUの学生書を持っている18~25歳)

開館時間:
月~金、8:15~13:50(チケット売り場は13:20まで)
土、8:15~18:50(チケット売り場は13:20まで)
日、祝、8:15~16:50(チケット売り場は16:20まで)

休館日:第1、3、5日曜日、第2、4月曜日、クリスマス、正月、5月1日
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by vagaoku | 2011-02-09 05:22 | ある音楽家の感じた美術 | Comments(0)
聖母に恋するスポレートのフィリッポ・リッピ
Spoleto スポレート


スポレートは、ウンブリア州ペルージア県にある人口4万人弱ほどの街です。
アペニン山脈(Appennini:アッペンニーニ)の海抜は400m程の丘陵にあり、周辺では比較的大きな街です。

スポレートは、非常に古い街で紀元前5世紀頃には街があったといわれています。

ローマからアドリア海側に抜けるフラミニア街道(Via Flaminia)が紀元前220年頃に開通し、後にスポレートを通過する新街道が作られました。

スポレートの街中には、古代ローマ時代やもっと昔の居住後が数多く残されています。
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写真:街中に入ると緑に覆われた大聖堂(Duomo:ドゥオーモ)が見ることが出来ます。

街は、丘に作られているのでずっと坂を登っていきます。

旧市街は建物が密集しているのですが、突然視界の開けた先に大聖堂が突然姿を現します。

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写真:スポレートの大聖堂。
正面の広場は水平な土地だが、先は上り坂になっています。
そのため、坂の上から撮影をすると遠近感の少ない写真になります。

この山の中の大聖堂は、外からの美しさより、大聖堂に書かれたフレスコ画が最も有名です。
僕もこのフレスコ画を見る為に、スポレートへ訪れました。
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写真:大聖堂内は、非常にシンプルな内装をしています。
もしかしたら、地震などで壁に描かれていたフレスコが崩れてしまったかもしれません。

大聖堂の中へ入ると真っ白い空間に包まれます。
それまでたくさんの石に囲まれ街中を歩いていて、大聖堂の正面などを見てから、全く予想をしていない色でした。

床もものすごくシンプルなつくりをしていたのですが、床の途中から作りが変わっていました。
なぜでしょうか?
もしかしたら、斜面に作られているので地面と接していないからか、そこから先に地下があるからか・・・

そして、真っ白な空間から正面へ・・・
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ものすごい色の洪水です!

このフレスコ画を制作をしたのは、フィリッポ・リッピ(Fra Filippo Lippo,1406-1469.10.8)と言うイタリア、ルネサンス期中期を代表する画家です。

フィレンツェのサン マルコ修道院(San Marco)の2階(現在は美術館2階)の壁に当時修道士であったフラ・アンジェリコ(Fra Angelico,1387-1455.2.18)に描かれた「受胎告知」が有名な画家と同世代で、対照的な人物としてフィリッポ・リッピが登場します。

フィリッポ・リッピは、フィレンツェの肉屋で生まれたのですが、幼くして孤児になってしまいました。
リッピは、カルミネ派の修道院で育てられ修道士になりました。
その後、多くの画家の影響を受け、非常に魅力ある聖母像、空間・人体表現などがが特徴でした。

フィレンツェの北西20kmほどにあるプラートの大聖堂の壁画などリッピの代表作と言われるほどの作品を作成していきました。
プラートの壁画を製作をしていた1456年頃に当時50歳くらいのリッピは、サンタ・マルゲリータ修道院の当時19歳の修道女ルクレーツィア・ブーディ(Lucrezia Buti,1433-XVsec.)を祭礼の混雑にまぎれ誘い出し、自宅へ連れ去った。

このことが問題になり、リッピは告発され修道院への出入りは禁止となった。
当時フィレンツェを収めていたコジモ・デ・メディチ(Cosimo de' Medci,1389.9.27-1464.8.1)が芸術家に対して援助を惜しまなかったので、彼らは教皇から正式の夫婦となった。

この頃からリッピの描くマリアやサロメのモデルは、全てるルクレーツィアとされている。

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写真:聖母の生涯(Storie della Vergine:ストーリエ・デッラ・ヴェルジネ)

1467年に、壁画制作の為に妻子を連れスポレートに移り住みました。
スポレートの大聖堂に描かれたフレスコ画は、リッピの晩年の作品であり、最後の傑作となりました。
リッピは、1468年にある程度まで完成させたが病におかされ、翌年の10月に亡くなってしまいました。
天井画は息子のフィリッピーノ・リッピ(1457-1504)が、カベ部分は弟子のフラ・ディアマンテ(1430-1492)らが引き継ぎ完成させました。
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写真:イタリアの空色(azzuro:アッズーロ)が印象的でした。


外へ出てからもう一度正面をじっくり見てみます。。。

スポレートの大聖堂は、以前にも同じ場所に教会が建てられていました。
1155年ごろにローマ皇帝の命令で壊され、現在の1200年頃に作られたようです。
壊した古い教会の石なども使い、現在の大聖堂を建設したようです。

ロマネスク様式で作られています。
正面は、8つのバラ窓があり、金色に輝くキリスト、聖母マリアなどのモザイク画を見ることが出来ます。

決して派手さは無いですが、落ち着いた美しさのある大聖堂です。
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写真:スポレートの街中でフィリッポ・リッピの作品に出会う事が出来ました。

フィリッポ・リッピは、フィレンツェでスキャンダルを起こしたかも知れませんが、その後はルクレーツィアを生涯愛し続けました。
50歳以降の作品に登場するマリアのモデルは、ルクレーツィアだと言われています。

もしかしたら、この作品のマリアも生涯愛し続けたルクレーツィアなのかも知れません。。。



全ての写真は、2007年9月22日に撮影したものです。
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by vagaoku | 2010-11-27 03:00 | ある音楽家の感じた美術 | Comments(0)
イタリアの現代芸術家。アルベルト・ブッリ
アルベルト・ブッリ(Alberto Burri / 1915 - 1995)は、ウンブリア州チッタ・ディ・カステッロ(Città di Castello)出身のイタリアの画家、彫刻家です。


チッタ・ディ・カステッロで薬剤師をしていたが第二次世界大戦に従軍し、チュニジアで英軍の捕虜となった。
その後、米軍にひきわたされテキサス州の収容所に収容されていたが、ここで最初のアート活動を開始した。
イタリアへ戻り薬剤師を辞め、ローマに移住し画家となった。

故郷、チッタ・ディ・カステッロに彼のための非常に面白い美術館があります。
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ウンブリア州特産のタバコを乾燥させる乾燥所を改築した「旧タバコ乾燥所(Ex Seccatoi del Tabacco)」と言うアルベルト・ブッリ作品だけを集めた建物です。

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写真:旧タバコ乾燥所の外にも作品がある

乾燥所の巨大な空間には、主に麻布などを使った巨大な立体的な作品がテーマごとに並べてあり、非常に見やすく、初めて現代作品に触れる人にもわかりやすい、非常に素晴らしい展示になっていました。

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写真:広い敷地に巨大な作品が展示されている

>>info<<
Ex Seccatoi del Tabacco
Via Francesco Pierucci 12
tel : 075 8559848

イタリアの現代作曲家サルヴァトーレ・シャリーノ(Salvatore Sciarrino / 1947- )がブッリが亡くなった年に作曲した「3つの楽器のためのブッリへのオマージュ(G管フルート、バス・クラリネットとヴァイオリン/Omaggio a Burri per tre strumenti/1995)と言う曲があります。
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by vagaoku | 2010-05-06 03:11 | ある音楽家の感じた美術 | Comments(0)
4月15日生まれの天才。レオナルド・ダ・ヴィンチ
Leonardo da Vinci レオナルド・ダ・ヴィンチ (1452.4.15 - 1519.5.2)
Leonardo di ser Piero da Vinci レオナルド・ディ・セル・ピエロ・ダ・ヴィンチ(本名)


イタリア・ルネサンス期の芸術家で「万能の天才(uomo universale:ウオーモ・ウニヴェルサーレ:万能の人)」とも呼ばれていて、絵画、彫刻、建築、土木、人体、科学、軍事、発明、音楽など広いジャンルで足跡を残しています。
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写真:ミラノにあるレオナルド像


レオナルドは、1452年4月15日にトスカーナ州ヴィンチ村のアンキアーノ(Località Anchiano)という地域で生まれました。
5歳の時にはヴィンチ村に移り住み、14~16歳の頃にフィレンツェに移り、この頃から画家見習いとして弟子入りをし、絵画の世界に入っていきました。


現存する絵画は、わずか17点しか残っていなく、多くの作品は未完成だとも言われています。

絵画では「モナ・リザ」(イタリアでは「La Gioconda:ラ・ジオコンダ」)や「受胎告知(Annunciazione:アンヌンチアティオーネ)、壁画では「最後の晩餐(L'Ultima Cena:ルルティモ・チェーナあるいはIl Cenacolo:イル・チェナーコロ)」などが有名だが、音楽家としての一面もありました。

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画像:1487年ごろに書いた「ウィトルウィウス的人体図(Uomo Vitruviano:ウオーモ・ヴィトルヴィアーノ)」にレオナルドが書いた鏡文字。



レオナルドがルドヴィーコ・スフォルツァにミラノへ呼ばれたときは音楽家として呼ばれました。
その為、ミラノでは演奏と作曲もしていたが、楽器の製作、舞台演出(花火を使用した派手な演出)もしていたと言われています。
その後にあの有名な「最後の晩餐」をミラノで製作しました。


リュートも演奏をしていたが、現在演奏されなくなってしまった「リラ(lira:日本ではライアーやリュラーとも呼ばれる事がある)」の名手だったと言われています。

クラリネット奏者にとっては、もしかしたら「なじみのある楽器」かも知れません。
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写真:「5RVライヤー」と言う種類のマウスピース。


「リラ」と言う楽器は、古代ギリシアで使われていた手で持つタイプの小型のハープ(琴)で非常に古い楽器のひとつです。
一時期は忘れられていた楽器ですが、現代は「ライアー」として復帰しています。
スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」の伴奏で使用されています。
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レオナルドは、動物の頭部の骨をほぼそのまま使用した非常に響く「リラ」を設計し演奏したと言われています。
これは、フィレンツェで動物や人体の解剖をして骨格などがわかっていたから作れた楽器なのかもしれません。

また、リラから改良した現代のヴァイオリンに似た弦楽器(弓で弾く弦楽器)も設計し演奏をしていたと言われています。


レオナルドの絵画の多くは、ルーブル美術館で見る事が出来ますが、いくつかの絵画や未完成の作品、その他のデッサンなどの作品、レオナルドに関係する作品イタリアの各地で見る事が出来ます。

作品数が少ないので、その中からレオナルドという人間を確認しやすく、知る事が出来る歴史上の一人です。


いつかどこかで、またレオナルドに逢える日まで・・・

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写真:ミラノのレオナルド像は、スカラ座の前の広場にあります。



レオナルド・ダ・ヴィンチの生家
Casa natale di Leonardo da Vinci
Località Anchiano - 50059 Vinci (Fi)
tel : 0571 568012
fax : 0571 567930
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by vagaoku | 2010-04-13 12:54 | ある音楽家の感じた美術 | Comments(0)
犯罪者の顔を持つ画家、カラヴァッジオ。。。Caravaggio
僕は、イタリアでこの絵を見てから絵画の見方が変わりました。。。
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Amore dormiente、1608 眠るアモーレ(天使)

フィレンツェのピッティ宮殿内にある美術館でこの絵画を見た時に驚きました。

自分の中で何かが流れたんです。

この絵画の黒い部分の深さに引き込まれました。


この絵画を見てからは、気になった絵画の作者とタイトルと印象をメモすることにしました。

下調べをしないで美術館へ行くので、たくさんの絵画をいっぺんに見ると何を見たのか忘れていました。

メモをするようになってからは、後で作者を調べることが出来るようになり、音楽と同じように楽しむことが出来るようになってきました。
僕なりの絵画の楽しみ方なのかもしれません。



ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ
(Michelangelo Merisi da Caravaggio : 1573.9.28 - 1610.7.18)
通称の「カラヴァッジオ(Caravaggio)」で呼ばれることが多い。

カラヴァッジオはイタリア、ミラノ生まれの画家です。
以前までは、「ベルガモ県カラヴァッジオ村で生まれた」といわれていたが、現在は「幼少期をそこで過ごした」と変更されていることが多いです。


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写真:100000リラ札に描かれていたカラヴァッジオの肖像画
ユーロ前に使っていた紙幣を撮影したものです。
紙幣全体はwikipediaの画像


カラヴァッジオの絵画に様々なところで出会えました。

フィレンツェ、ウフィーツィ美術館
ローマ、ヴァティカーノ宮美術館
ローマ、サン・ルイージ・デイ・フランチェージ聖堂
ミラノ、アンブロジアーナ絵画館
ミラノ、ブレーラ美術館Caravaggio ospita Caravaggio」開催時
マドリード、ティッセン=ボルネミッサ美術館
マドリード、プラド美術館

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写真:Vocazione di san Matteo - San Luigi dei Francesi. Roma

ローマの街中にあるサン・ルイージ・デイ・フランチェージ聖堂には、3つの絵画が壁に書かれています。

当時主流だったフレスコではなく油絵で描かれていて、現在でも独特の色彩感が感じられます。
モデルは当時のローマの市民だったと言われています。


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写真:Martirio di san Matteo, San Matteo e l'angelo - San Luigi dei Francesi. Roma
聖堂の中では、これらの絵画が書かれてから多くの人が訪れています。
現在も毎日このような感じで多くの人が訪れています。

聖堂を訪れる時にはたくさんの小銭を持っていったほうがよいと思います。
絵画を見る時には、小銭を入れないと照明がつきません。

また、聖堂の中で絵画のポストカードを購入できるが小銭しか使えない販売機で料外が出来ないので注意が必要です。


どこかでカラヴァッジオの絵画をゆっくり見る時間が出来る日が待ち遠しいです。


Amore dormiente(眠るアモーレ)の画像は、comune di Caravaggioカラヴァッジオ市のホームページから転用させてもらいました。
→Archivio fotografico→Michelangelo Merisi, Il Caravaggio
→I volti del Caravaggio(肖像画)→L'opera(作品集)より
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by vagaoku | 2010-02-23 14:21 | ある音楽家の感じた美術 | Comments(0)
料理と絵画と音楽・・・
音楽の世界って、何かこんな写真みたいな感じがします。

美しかったり、楽しかったり、ワクワクしたり・・・



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写真:パリ・オペラ座 ガルニエ宮

パリのオペラ座の天井画は、シャガールによって描かれました。
オペラ座に入り、座席に落ち着いて座ったときに天井には素晴らしい景色が広がっています。
天井席からは、今にも手に届きそうな距離で見ることが出来ます。



でも、それって音楽だけだとは思っていません。


絵画(美術)や料理の世界でも同じような楽しさがあるように思います。



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写真:ミラノ、パスティッチェリーア・サンタンブルース コルソ・マッテオッティ7
Milano Pasticceria Sant Ambroeus
Corso Matteotti 7

お菓子屋さんのディスプレー。
9月、イタリアは新学期を迎えます。
黒板には、砂糖で書かれた「初日の・・・」「小学校」「幼稚園」と書かれています。



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写真:ピエール・エルメ サロン・ド・テ 舞浜/イクスピアリ
※店舗に承諾を得て写真撮影しました。





みんなが考える音楽ってどんな風に見えているなのでしょうか?

白黒の楽譜から、きらきら輝く音楽の世界へ・・・




12月に行きたかった指揮:ドゥダメル、シモン・ボリバル・ユース・オーケストラの演奏会をテレビで見ていたらそんなことを思ってしまいました。。。
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by vagaoku | 2009-02-21 14:20 | ある音楽家の感じた美術 | Comments(0)
映画 : LA TIGRE E LA NEVE

LA TIGRE E LA NEVE (ラ・ティーグレ・エ・ラ・ネーヴェ:虎と雪)

日本語タイトルは、「人生は、奇跡の詩」

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この映画を見たのは、今年(2007年)にスペインへ行ったとき、ビルバオ(Bilbao)からマドリード(Madrid)を移動するバスの車内ででした。

なので、スペイン語でこの映画を見ました。


イタリアで一番有名な役者、ロベルト・ベニーニの映画です。
主要なメンバーはいつもの通りです。

話は、現在のイタリア。
ベニーニは、大学の詩科の講師。

内容はあまりかけませんが、あるときから夢の中で必ず会う女性が、、、
その彼女のことを思い続けていたら、その人が現れた。。。

映画の中の舞台は、ローマ~夢~バグダット~ローマ
と、不思議な流れがある。

そして、最後、ポプラの綿がローマの街を飛び交い、不思議で幻想的な風景を目にする。

とても印象的な映画だった。

この映画を見るまでは、スペイン語(スペインで見たので)をあまり理解できなかったのですが、映像がついた声優の話すスペイン語だったらからか、とても耳になじみ、不思議とその日からスペイン語を理解でいるようになっていました。

いつかイタリア語か日本語で、この映画をちゃんと見なおしたいです。


そして、いつかポプラの綿の舞う風景をイタリアで見たいです。。。



監督:ロベルト・ベニーニ (Robert Benigni)
脚本:ヴィンチェンツォ・チェラーミ (Vincenzo Cerami)
撮影:ファビオ・チャンチェッティ (Fabio Cianchetti)
録音:ブルーノ・プッパーロ (Bruno Pupparo)
音楽:ニコラ・ピオヴァーニ (Nicola Piovanti)
美術;マウリーツィオ・サバティーニ (Maurizio Sabatini)
編集:マッシモ・フィオッキ (Massimo Fiocchi)
制作:ニコレッタ・ブラスキ (Nicoletta Braschi)
出演:ロベルト・ベニーニ (Roberto Benigni)
ジャン・レノ (Jean Reno)
ニコレッタ・ブラスキ (Nicoletta Braschi)
トム・ウェイツ (Tom Waits)
エミリア・フォックス (Emilia Fox)
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by vagaoku | 2007-11-19 16:34 | ある音楽家の感じた美術 | Comments(0)