イタリアのトイレ事情 閲覧注意!!!
2010年 11月 19日
ものすごく厳選して綺麗なトイレを選んで撮影をしましたが、人によっては不愉快に感じるかもしれませんので、ご注意してください。
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イタリアのトイレは、他のヨーロッパの国と比べると汚いと思います。
写真は、その中でも綺麗なものだけを掲載しました。
もちろん、男性用トイレしかありません。
ちなみにヨーロッパで綺麗だったのは、デンマークとスウェーデンでした。
特にデンマークの空港のトイレは、日本よりも綺麗でした。
・男性用トイレ
男性が立ってする用のトイレですが、国によってあまりにも高く「これって、ギリギリだよね」と感じた事のある男性は多いはずです。
日本は、子供用トイレもあるので低い高さにも対応していると思うのですが、あの高さだと子供は立ってすることが出来ません。
日本の縦に長いトイレは、子供の頃嫌じゃありませんでしたか?
便器と自分の身長が同じくらいだったので、体全身で臭いを感じて・・・
さて、イタリアの男性用トイレですが、日本の物と比べると小さくデザインも良い感じです。
ただ、勢いが良いと跳ね返りが多かったりもしますが・・・
日本と確実に違うのは、一人分のスペース(パーソナル・スペース)の狭さです。
使用する人が少ないところは良いのですが、ミラノ・スカラ座が工事しているときに使用していたアルチンボルディ劇場の男性用トイレもこのような間隔でした。
オペラやオーケストラの休憩の時には、人が殺到します。
そして、全てが使用中の時に後ろから見ていると、ものすごく狭いカベにおじさんたちが並んでいます。
トイレが空くと僕もテトリスのブロックのようにそこへ入っていきます。。。
こんなに狭いのはイタリアだけなのでしょうか?
不思議です。。。
イタリアでは、普通に日本で言う「洋式トイレ」が基本です。
しかし、家庭以外のトイレでは少し事情が違います。
「洋式トイレ」と「トルコ式トイレ」というもがあります。
・トルコ式トイレ
簡単に言うと和式に近い形をしています。
トイレの平面の床に埋まっている形で完全にまたいでするタイプです。
ただ和式と違うのは、跳ね返りの板(?)がありません。
なので男性が立ってするときは、便器の穴へ確実に向けてしなければなりません。
またぐ時も和式とは違います。
和式は、便器の穴方向が前に来ます。
しかしトルコ式は、またいだ場合お尻が便器の穴の上にきます。
なので、写真を撮った方向は立ってする場合の目線です。
またぐ場合は、これと逆向きになります。
このような形の他に足置きの周辺まで水が流れるような形の便器も存在します。
ずいぶん前ですが、以前は日本でもこのような便器を新大阪駅やドライブインなどで見かけたことがありますが、最近は見なくなりました。
・洋式トイレ (家のトイレ)
家のトイレは、日本で見かける洋式トイレとさほど変わりません。
日本と違うところは、隣にビデがある事、家によってはトイレットペーパー・ホルダーが無い場合があります。
ホルダーが無い場合は、と入れないのどこかにおいてある場合が多いです。
ホルダーが無い家では、つぶれたトイレットペーパーを使う場合があります。
家によって水タンクがある家と無い家があります。
水タンクが無い家は、比較的水圧が安定しています。
その場合は、便器の近くにレバーがあり、それを回すと水が出てきます。
蛇口と同じでたくさん回せばたくさんの水が流れ出します。
ちゃんと戻さないと、いつまでも水が流れ続けてしまします。
水タンクのある場合は、壁の中に入れてある場合と便器の上に付いている場合が多いようです。
・洋式トイレ (ホテルのトイレ)
ホテルのトイレは、家のトイレに近い物が多く隣にビデが設置されている場合が多いです。
この写真のトイレは、少し良いホテルですがトイレットペーパー・ホルダーが設置していないので、トイレのタンク置いてある物を使いました。
だいたい、押して流れなかったら、引いてみる事が多いです。
トイレの横にあるビデについては、いつか書きたいと思います。
・洋式トイレ (レストランなどのトイレ)
外に出るとトイレで困る事が多いです。
けっこう多いのが便座が無い場合です。
いろんな人に「そういう時はどうしているのか?」と聞いてみたことがあるほどです。
一番多かった答えは「腰を浮かせてする」でした。
ときどき、こういう便器の縁に足跡が付いている時もあるので、もしかしたら洋式トイレの縁に足をかけてする人もいるという事です。
しかし、危ないので腰を浮かせてした方が良いと思います。
それより先に「なぜ便座が無い」場合があるのでしょうか?
これは、汚れていたり、壊れたりする場合が多いので、「それなら初めから設置しない」と言う事らしいです。
それよりも気になったのが、横にあるシャワーです。
これはどうして設置されているのか全く分かりませんでしたが、おそらく掃除をするときに便利だから設置しているかと思います。
このトイレのように、水を流すボタンが分かりやすい場合もありますが、場所によって床にはめ込まれた黒いゴムのような物を踏むと流れるタイプもあります。
暗いトイレだと非常に見つけにくいです。
・洋式トイレ (鉄道のトイレ)
少し番外編ですが、列車の中のトイレはほぼ洋式トイレでした。
ローカル線から客車型の特急列車(IC)までの最新車両以外は、そのまま線路に流れるタイプなので「停車中は使用を控えてください」と書いてあります。
文字が読めなくても、便器をのぞくと線路が見えるので・・・
ほとんどのトイレは、便器近くのペダルを踏むと水が流れる場合が多いですが、新しい電車の場合は床にゴム製のボタンがはめ込んであったり、カベに付いているボタンに「風が出てくるような絵」が描かれているので、人によっては流すボタンか分からない場合があるようです。
イタリアで写真を撮っても大丈夫そうなトイレになかなか出会わなく、非常に大変でした。
写真を撮っていたら、変な人に見られますし。。。
普段なかなか見ることの出来ない、イタリアのトイレでした。