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クレーマの劇場


イタリア、ロンバルディア州にクレーマ(Crema)と言う、美味しそうな名前の街があります。
なぜおいしそうかと言うと、イタリア語で「Crema」は、お菓子に使う「クリーム」や「クリーム状の物」と言う意味です。
この街の「Crema」とクリームの「Crema」は発音もつづりも同じです。


弦楽器製作者(イタリア語では「リュートを製作していた人」からの語源を持つ「Liutaio:リウターイオ」と言います)でもっとも有名なアントーニオ・ストラディヴァリ(Antonio Stradivari)やニコーラ・アマティ(Nicola Amati)の活躍したしたことで有名なクレモーナ(Cremona)の近くにあり、クレモーナ県内にあります。

街の語源ははっきり分かりませんが、近くにあるクレモーナ(Cremona)と関係があるのかもしれません。

「クレーマの人」を指すイタリア語は「Cremasco(クレーマスコ)」で、複数形は「Cremaschi(クレーマスキ)」と、少し特殊です。



Teatro San Domenico(テアトロ・サン・ドメーニコ:サン・ドメーニコ劇場)は、劇場として作られていないため、音響的には少し問題があります。

1300年代に教会として建てられたといわれているが、1900年代にクレーマ市の建物になり、世界大戦の頃は軍人用の病院と使われたり、体育館としても使われたが1999年に現在の劇場のような姿になった。


クレーマの劇場_e0081119_1744450.jpg
写真:客席からステージを見たところ。

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写真:ステージ側から客席を見たところ。

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写真:この劇場の楽屋です。



クレーマ市の依頼により、2004年1月10日にこの劇場で、ブラームス:クラリネット三重奏曲を二人のイタリア人と演奏をしました。


この時、出演者の名前をちゃんと確認できなかったで文字を間違えて
「Hideyky Okuda」と、表記されてしまいました。
そのため、イタリアで活躍する演奏家のページにも名前が間違ったまま表記されてしまいました。
正しくは、「Hideyuki」です。

実際に間違ったまま掲載されているイタリアのページへ
by vagaoku | 2007-06-30 23:32 | teatro/劇場

音楽と旅行と食べ歩き、イタリアに留学していたクラリネット奏者+元イタリア・スローフード協会会員、奥田英之の話


by vagaoku
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