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音楽と旅行と食べ歩き、イタリアに留学していたクラリネット奏者+元イタリア・スローフード協会会員、奥田英之の話
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ミラノから氷河を見に行く 夏編(7月) その2
ミラノから氷河を見に行く 冬編(3月) その1 からの続きです。


イタリアの田舎町に行くと感じにくいですが、夏には独特の暑さがあります。

都会に住んでいる人は、頭の中には常に「Vacanza(ヴァカンツァ:ヴァカンス)」と言う言葉で満たされ足はすでに海へ向いていて、心もすでにここには無い状態で、人も空気もなんとも言えない暑さで息が詰ってしまいます。

しかし、夏前から暑くなってくると人は次第に田舎の街に足を向けます。


それはイタリア人だけではありません。
みんなそうです。
僕もそうでした。


ミラノの雑踏から鉄道に乗って植物の限界値を超える標高2200mまで行けることを知ってからは、何度となくこの鉄道を乗りに行きました。

氷河辺りの道に雪がなくなった頃、お弁当を作ってハイキングに行きました。

モルテラッチュの駅から歩き、緩やかな上り坂を歩いて行くと氷河の先端まで行くことが出来ます。

先端周辺で食事をしていると、氷河の崩れる音が谷に響き、鳥の鳴く声が聞こえ、ベルニーナ鉄道が急勾配を下る線路のきしむ音が静かな谷に響き渡ります。

耳から頭の中が浄化され、体の中を静かに流れていきました。


ベルニーナ鉄道に乗っている最中から不思議な気持ちになります。

それは、景色だけではなくこの鉄道の特徴でもあるのかもしれません。



e0081119_15455564.jpg




ベルニーナ鉄道のほとんどの路線は、スイス国内を走っています。
ただ、ティラーノと言う駅だけはイタリア国内にあります。

ベルニーナ鉄道の始発のティラーノ駅だけは、イタリアでありながらスイスの飛び地になっています。
駅の構内だけスイスになっているんです。

と言うことは、ベルニーナ鉄道の切符を買う前に税関があります。

駅の入り口にイタリアの出国、スイスの入国をして、それから普通の駅の状態になります。

この出国と入国では、パスポートにスタンプが押されます。
普通、出国などをするときには「飛行機のマーク」ですが、この駅では「鉄道のマーク」がパスポートに押されます。

鉄道に乗ったまま国境を越えても、チェックだけでスタンプは押してくれないので、とても珍しい思い出になります。

ただ、あまり押されすぎたり、イタリアの税関が「良いよ~、はい通って~」って適当にやられてしまうと、別の時にスイスの税関で「お前はいったいいつに出て、いつに戻ってきているんだ!」って問われます。
非常にめんどうです。。。



そんな税関を抜け、切符を購入し、列車に乗り込み(窓の開く2等車がお勧め)、列車が出発しティラーノの街中を通り抜け、山の谷間に入っていくとスイスの国境がある。


e0081119_0553538.jpg




写真:
走っている車内から景色。









登山鉄道なのでゆっくり標高をあげていく。

とにかくゆっくりなので、窓をいくら開けていても平気。

何度か通っていると、どちらに何が見えて、どこで写真が撮りやすい。
など、覚えてしまうほど。。。



窓を開けて、ずっと車内をうろうろして、とにかく楽しい。



この列車の標高最高地点辺りは、列車が走っているのが不思議なほどです。


e0081119_15442755.jpg



窓を開けて、これだけ綺麗な空気を吸って、綺麗な景色を見るとミラノのことを忘れてしまいます。




写真:
上)モルテラッチュ付近 正面の沢に氷河を望む絶景。
中)ポスキアーヴォ付近 この風景を何度も高度を上げていく。
下)ラーゴ・ビアンコ付近 この鉄道の標高最高地点辺りの風景。

ベルニーナ鉄道のことを詳しくホームページに書きました。
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by vagaoku | 2007-04-11 18:18 | milano/ミラノ | Comments(0)
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