Top

音楽と旅行と食べ歩き、イタリアに留学していたクラリネット奏者+元イタリア・スローフード協会会員、奥田英之の話
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
カテゴリ
全体
musica/音楽
italia/イタリア
milano/ミラノ
viaggio/旅
teatro/劇場
cittadina/小さな街
monologo/独り言
tram/トラム
trasporto/交通機関
mi piacciono...好きな..
cibo/食品
primo piatto/パスタ類
cielo/イタリアの空
fiore/花
lancia Y10/車から・・・
italiano/イタリア語
giappone/日本の事
cinema/映画
supermercato
IKEA
vino/ワイン
ottimo!! 素晴らしい!
stoltzman CD
clarinetto/クラリネット
僕のひとり旅
トップ画像について
ある音楽家の感じた美術
イタリアの猫と犬たち
BlitzBrass/ブリッツブラス
知って楽しい音楽用語
父さんとの旅
〇〇国で演奏をする
メイン・ページ
ホームページ
vagabondo

1800年代の楽譜
musica musica!

ブログ
primo piatto
settebello

プロフィール
profilo



グループ
雷神
Quattro Ance
Drie Fonteinen


STRABACCO













検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
セッテベッロ ETR300 Settebello

ETR300 (Elettro Treno Rapido:エレットロ・トレーノ・ラーピド)


イタリア国鉄(現在のTrenitalia:トレニターリア)をもっとも有名にした
名車ETR300「Settebello(セッテベッロ)」。


当時、客車タイプの特急列車(TEE:Trans Europ Express:1957年から運行)が主流のだったが、電車タイプの特急電車はかなり特殊な列車だった。

さらに先頭車両に展望車を接続した流線型のデザインは、世界で最も美しく、最も有名な特急電車だったといわれている。


e0081119_13485397.jpg

小田急や名鉄の展望車付き特急電車は、このセッテベッロから影響を受けたと言われている。
このように展望客席の上に運転席があるタイプの列車を、日本では「セッテベッロ形」と呼ぶほど、当時の日本に影響を与えた特急電車だった。
そして、その呼び方からも分かる通り、世界でもっとも斬新なデザインの列車だったのかもしれない。



先頭車両の側面には、トランプが描かれている。
「Settebello」の意味は、トランプの「ダイヤの7」。
写真では分かりにくいが、何枚かのカードが描かれていて「ダイヤの7」が一番上に描かれている。
e0081119_13102720.jpg

古い日本の鉄道雑誌などを見ると、
「Settebello」の意味は「7つの美しいもの」とか「7つの丘(ローマの丘陵地帯の丘)」と書かれているが、側面に書かれている「トランプ」の意味のほうが正しいと思われる。



e0081119_160412.jpg
写真:アンコーナの車庫で休んでいた、名車「セッテベッロ」
ETR300 Settebello ad Ancona


settebello(セッテベッロ)は、1952年~1959年まで製造され1952年~1992年まで営業運転していた。
後に1編成を残して廃車になり、その1編成は団体臨時列車などに使われている。


最高速度は、時速200km。
全客席1等車、160席だった。
(後に190席に改造された)

直流3000kWでミラノ~ローマ間を5時間45分で運行していた。
(現在運行している「ES*:ユーロスター・イタリア」は4時間30分で高速専用路線、「IC:インテル・シティ」は、約5時間50分で「セッテベッロ」が運行していた当時とほぼ同じ路線)

フィレンツェ~ローマの高速路線がまだ完成していなかった為、この路線での最高速度は時速110kmに抑えられていた。
1977年の高速路線が開通してからは、最高速度が時速161kmまで引き上げられた。

1968年からTEE(Trans Europ Express)のTEE-68(TEE68号)として運行を始め、のちにTEE-76と名前が変わった。
1976年からは、列車名が「Colosseum(コロッセウム:コロッセオ)」と名前が変わった。
後に、セッテベッロから客車タイプの列車に変わり、「Colosseum」は1984年に運行が終わり、別の列車になった。

1970年頃から「セッテベッロ」に変わって、客車タイプの「Gran Comfort」に移っていった。
そして、ヨーロッパを走っていた豪華特急列車「TEE」(1等車と食堂車、サロンのみの列車だった)は衰退して、「IC」(1等車のみだった列車に2等車が連結された)へ時代と共に変わっていった。



e0081119_2103029.jpg
写真:美しい流線型は、世界中の鉄道ファンに愛される


すべての写真は奥田がイタリアで撮影したものです。


セッテベッロ ETR300 の今」へ
セッテベッロ ETR300 を知る」へ
[PR]
by vagaoku | 2007-06-29 21:28 | trasporto/交通機関 | Comments(0)
<< クレーマの劇場 アーリィオ・オーリオ・エ・ペペ... >>