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音楽と旅行と食べ歩き、イタリアに留学していたクラリネット奏者+元イタリア・スローフード協会会員、奥田英之の話
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生誕150年を迎えたリヒャルト・シュトラウス
1865年6月11日に生まれたリヒャルト・シュトラウスのお話です。

今日、生誕150年を迎えました。
オペラから交響詩、管楽曲、歌劇まで非常に幅広くたくさんの作品を書いているリヒャルト・シュトラウスですが、僕は今まで1つの作品しか演奏をしたことがありません。

決して演奏される機会の少ない作品ばかりでは無く、僕には縁が無かったからです。

しかし、イタリアでのレッスンで何度も「この曲は、リヒャルト・シュトラウスのように演奏すればいい」と言う言葉を聞きました。
僕がミラノ・スカラ座管弦楽団の首席クラリネット奏者ファブリーツィオ・メローニにブゾーニと言うイタリアの作曲者の書いたクラリネット小協奏曲のレッスンを受けている時に「リヒャルト・シュトラウスのあの歌い方を持ってくれば簡単だぞ!」と言われたのが一番印象に残っています。

このような言葉をすぐに理解するためには、自分の勉強している他の作品もたくさん知り、他の作曲家の事も知らなければなりません。


僕の感じなのですが、イタリアのプッチーニと同じ頃に活躍し、プッチーニと同じようにオペラも作曲していたので、イタリア人の感覚だとメロディーに言葉が乗りやすいのかも知れません。

プッチーニは非常に長いメロディーのテンションを維持し、ゆっくりと長い歌。
リヒャルト・シュトラウスは、小さなメロディーが複雑に絡み合い、短い間隔の組み合わせで長く歌う。

と言う感じなのでしょうか。

==================

素晴らしいホルン協奏曲や冒頭部からとても長いソロを吹き続け、美しいのにとても苦しいでおなじみのオーボエ協奏曲(数年前にサンフランシスコ交響楽団のオーボエ奏者がこの曲を演奏中倒れ亡くなった)は、多くのところで紹介されているので、あまり有名ではないですがリヒャルト・シュトラウスが残してくれたクラリネットとファゴットの為の二重小協奏曲(Duett Concertino AV.147)を紹介したいと思います。

この曲は、リヒャルト・シュトラウスの亡くなる2年前の1947年にイタリアのルガーノ(現在はイタリア語圏のスイス)放送管弦楽団の依頼により作曲されました。

リヒャルト・シュトラウスは「表題作品」にしようと考えていたので、小協奏曲と言う名前からは想像できないほど独奏者には配役があるように感じ、全体はオペレッタのような美しさを持っています。

「森のくまさん」の歌のような世界観だったり、「美女と野獣」のような雰囲気を感じます。


僕の中のイメージでは・・・

湖畔近くの新緑、小さな花も咲いているような森の中
美しい女性が歌う

そこに現れるくまさん
気が付き逃る

それから、くまさんは美しい女性と一緒に歌い、踊りたい
女性の歌や踊り、同じ言語に近づこうと何度も試みる

何度も手を伸ばし、歩幅を合わせるがなかなか合わない

ゆっくりだが、ついにタイミングがあった

くまさんはついに
手をのばし、歩幅がそろい女性の踊りについていけた
そして、タイミングが合い一緒に踊れる

女性は一緒に折れるようなったくまさんを少しからからかうように飛び回る
それに追いつこうとくまさんは付いてくる

そしてハッピーエンドへ向かう。


こんな事を考えながら、知らない曲を聴いてみるのも面白いかも知れません。



Richard Strauss (1864-1949)
Duet-Concertino for clarinet and bassoon with string orchestra & harp (1947)
Harold Wright, clarinet
Sherman Walt, bassoon
Boston Symphony Orchestra,
dir. Seiji Ozawa
12 March 1988

リヒャルト・シュトラウス(1864~1949)
クラリネットとファゴットと弦楽とハープの為の二重小協奏曲(1947)
クラリネット:ハロルド・ライト
ファゴット:シャーマン・ウォールト
ボストン交響楽団
指揮:小澤征爾
1988年3月12日
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by vagaoku | 2014-06-11 11:29 | musica/音楽 | Comments(0)
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