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音楽と旅行と食べ歩き、イタリアに留学していたクラリネット奏者+元イタリア・スローフード協会会員、奥田英之の話
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人が亡くなるということ。
イタリア人の多くは、自分の生まれた街が一番好きだ。

自分の生まれた街の言葉を話し、自分の生まれた街で作られた食べ物を食べ、自分と同じ街で育った仲間たちと育ち、仲間たちと一生を過ごしたいと考えている人が多い。

若い頃に大きな街へ憧れ勉強をしに行ったり、仕事をしに行ったりした人も生まれた街へ帰ってくる。
いつ帰ってくるかは、人によって違う。

大きな街では、そのような習慣をあまり見る事が出来なかったが、僕がイタリアで始めて住んだシエナでは多くの人間がそうだった。

僕はこの街でイタリア語を学び、イタリア(シエナ)の文化を学び、イタリア(シエナ)の習慣を知り、多くのイタリア人(シエナ人)と接した。
僕の故郷のひとつになっている。
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写真:2002年2月15日 トスカーナ州シエナにて

シエナくらいの大きさの街(人口約55000人)でも、街のお年寄りたちは「ほとんどの人を知っている」と言い切るほど街の多くのことを知っている。
「〇〇が結婚をするらしい」「〇〇の息子の〇〇は勉強が出来なくて落第した」「〇〇が病気になった」などの噂話から「いついつに地震が来るって、友達の親戚の旦那さんの兄弟の友達の地質学者が言っていた」などと言う噂まで飛び交うくらい地域に密着している。
シエナに住んでいるおばあさまは「さっき向こうへ救急車が走っていったから〇〇さんのところでなければよいけど」と話しているを聞いた事がある。


街中で、街の人の訃報を知る事がある。
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写真:2007年8月3日 マルケ州マチェラータ(人口約42000人)にて


イタリア中部で見かけたお知らせは教会の壁だった。

教会の壁に、この街で亡くなった方々の訃報が貼り出されていた。
この年の夏はとても暑かったので多くの方が亡くなった。

この紙に書かれているのは、、、

いつ生まれ、いつ亡くなったか。
人によっては、お別れ会の場所や時間、その人の生涯やその人へ送る言葉が書いてある。

Caro nonno Piero
ricambiamo con un ultimo, grande abbraccio
il tuo amore, i tuoi sorrisi
e tutto il tempo che ci hai regalato.
Grazie per essere stato un uomo
e un nonno speciale.
Tutti i tuoi nipoti e pronipoti

訳は書かないが、この壁にこのようなメッセージが書かれて紙もあった。



ミラノのような大きな街では少し様子が違う。
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写真:2006年9月12日 ロンバルディア州ミラノ(人口約130万人)にて


亡くなった方の建物の入り口に大きな勲章のような物が飾られている。
日本で言うと小型の花輪のような感じがする。

人口の少ない街と比べると、街の大きさに対して多くの人まで報告をしなくてよく環境なのかもしれない。

また、子供が生まれた時は、これに似た白やピンクの物が飾られる。


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写真:2006年12月16日 ヴェネート州ヴィチェンツァ(人口約11万人)にて


人口がそれほど大きくない地方都市では、小さな街に近く教会のそばにある市の掲示板にA4サイズの紙が貼り出され報告されていた。
少し寂しく感じてしまった。


僕が2007年イタリアに滞在しているときに音楽界の巨匠が亡くなった。
その時に書いた「さよなら、ルチアーノ」は、現地で感じたことを書いたブログです。
さよなら、ルチアーノ」へ


今回の内容とは関係ないが、このブログを書いているときにテレビでから流れてきた言葉・・・

この地上で過ごせる時間には限りがある
本当に大事なことを
本当に一生懸命に出来る機会は2つか3つしかない
  スティーブン・ジョブズ
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by vagaoku | 2011-11-15 15:12 | italia/イタリア | Comments(0)
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