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音楽と旅行と食べ歩き、イタリアに留学していたクラリネット奏者+元イタリア・スローフード協会会員、奥田英之の話
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天使の修道士画家、フラ・アンジェリコ
イタリア、ルネサンス期のフィレンツェに「天使のような(angelico:アンジェリコ)修道士(fra:フラ)」と言う名前で呼ばれている画家がいました。

フラ・アンジェリコ、本名グイード・ディ・ピエトロ(Guido di Pietro、1395 - 1455.2.18)は、フィレンツェ郊外の農民の子として生まれました。
どのようにして絵画の勉強をしたかは分かっていないが、20歳前後にフィエーゾレのサン・ドメニコ修道院に入る前から画家として活躍していたようです。

やがでサン・ドメニコ修道院の院長代理や院長になり、その後、フィレンツェのサン・ドメニコ修道院に入った。
サン・ドメニコ修道院では、修行のかたわら、祭壇画などを描いていた。


僕のフラ・アンジェリコとの出会いはフィレンツェの街中にあるドメニコ派の修道院だったサン・マルコ美術館です。


当時、修道院宿舎のあった2階へ普通の階段を上がっていくと、階段の先にフラ・アンジェリコの「受胎告知」が飾ってあるのが見えた。

階段を一段、一段、上がっていくと非常に美しい翼を持った天使がはっきり見えてきた。

階段を上がりきる頃にはガラス越しに「受胎告知」全てを見ることが出来た。
ガラス越しだったので「飾ってある」と勝手に思い込んでいたが、近づいて見るとただの壁に描かれたフレスコ画だった事に驚いた。
e0081119_2491710.jpg
受胎告知(1437-46年頃)サン・マルコ美術館所蔵 写真撮影は禁止です。


あまりに鮮やかな暖色系と青、そして美しい金に輝く翼を持つ天使を間近で見た時の衝撃は今でも忘れられないです。

他の小さな部屋の壁にもフラ・アンジェリコや他の修道士たちが書いた多くのフレスコ画が残されています。
受胎告知以外のフレスコ画は、剥がれ落ちてしまっている物も多いですが、当時は修道院の全ての壁がフレスコ画に覆われていたのかもしれません。



ジオルジオ・ヴァザーリ(Giorgio Vasari、1511.7.30 - 1574.6.27)は、画家であり建築家でもあったが、様々な出来事をメモしてくれていたおかげで画家達の作品や人間性など、貴重な資料を残してくれている。
ヴァザーリのメモには「フラ・アンジェリコは、人間としても聖人のように清純、素朴、人間味にあふれていた」と残している。
筆を取る前には必ずお祈りをして、キリストの磔刑図(たっけいず)を描く時には、常に涙がほほを濡らしていたらしい。

そのような人間性と天使の素晴らしさから「フラ・アンジェリコ」と呼ばれるようになったのかも知れません。

以前、ブログに登場した「フィリッポ・リッピ」と同時代で対照的な人生を送ったので、比較される事が多いです


二人がたまたま同時代に生まれ、二人がたまたま修道士であり、二人がたまたま別の人生を送り、二人ともたまたま素晴らしい画家だった。。。


いつかあの天使の羽根を見に、フィレンツェへ訪れたいです。



Museo di San Marco

Piazza San Marco, 3 - Direzione Via G.La Pira,1

Tel. 055 2388-608
Fax. 055 2388-704

Ingresso € 4,00
prenotazione (facoltativa): € 3,00
ridotto € 2,00 per giovani cittadini dell'Unione Europea da 18 a 25 anni e per docenti di ruolo.

Oraio
Lunedì-venerdì: 8.15-13.50. La biglietteria chiude alle 13.20.
Sabato: 8.15-18.50. La biglietteria chiude alle 18.20.
Domenica e festivi: 8.15-16.50. La biglietteria chiude alle 16.20.

Chiusura
1^, 3^, 5^ domenica; 2°, 4° lunedì, Natale, Capodanno, 1° maggio



サン・マルコ美術館

住所:サン・マルコ広場3、ラ・ピーラ通り1
電話:055 2388-608
ファックス;055 2388-704

入場券:4ユーロ
予約券:3ユーロ
学生券:2ユーロ(EUの学生書を持っている18~25歳)

開館時間:
月~金、8:15~13:50(チケット売り場は13:20まで)
土、8:15~18:50(チケット売り場は13:20まで)
日、祝、8:15~16:50(チケット売り場は16:20まで)

休館日:第1、3、5日曜日、第2、4月曜日、クリスマス、正月、5月1日
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by vagaoku | 2011-02-09 05:22 | ある音楽家の感じた美術 | Comments(0)
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