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音楽と旅行と食べ歩き、イタリアに留学していたクラリネット奏者+元イタリア・スローフード協会会員、奥田英之の話
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面白いクラリネットを吹かせてもらいました!
先日、新大久保にある管楽器専門店「ダク」で面白い楽器を試奏させてもらいました。

クラリネットは、大きく分けるとフランスのベーム・システム(俗に「フランス管」)、ドイツ・オーストリアのエーラー・システム(俗に「ドイツ管」)と言う2種類のタイプの楽器が存在します。
(注意:人によって呼び方が違う場合があります)

2種類のクラリネットは、運指も管の内径など、さまざま違う点があります。

その2種類のハーフみたいな存在の楽器も存在します。
簡単に言うと管はドイツ・エーラーシステム、指はフランス・ベームシステムと言うハーフです。
(ファゴットにも同じような感じで運指はファゴット、管はフランスのバッソンという楽器も昔ありました)

ハーフみたいなクラリネットは現在「リフォーム・ベーム(Reform Boehm)」と言われてますが、以前はErnst Schmidt氏が設計したので「シュミッド・リフォーム(Schmidt Reform)と呼ばれていました。

今回、試奏させてもらった楽器はおそらく1940年代に旧東ドイツで製作された「シュミッド・リフォーム」です。

僕の知っている「リフォーム」とはちょっと違いました。。。
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写真:Fritz Wurlitzer製作のシュミッド・リフォーム・クラリネット

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写真:Fritz Wurlitzer製作のマウスピース

試奏用にヴァンドーレンのB40とリコのリードを用意してくれました。
(僕が普段使用しているのは、ヴァンドーレンB45プロファイルとヴァンドーレンのホワイトマスターです)
もちろん、オリジナルのマウスピースでも試奏させてもらいました。

僕の知っている「リフォーム」は、管がドイツなので普通のフランスのマウスピースではなくドイツのマウスピースを使用するのですが、この楽器はフランスのマウスピースが使えるタイプでした。

見た目もちょっと不思議です。。。

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写真:上管部

上管部は、薬指にリングがついているが普通のフランス管にとても近いですが、下管が・・・

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写真:B♭管の下管部

B♭管(製造番号は700番台)は、左手の小指以外はほとんどフランス管に近い。

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写真:A管の下管部

A管(製造番号は600番台)は、ドイツ管の雰囲気が残ってる・・・

持った感じ、独特のリングの沈み方、左手小指の沈み方は、ほとんどドイツ管(エーラー・システム)で一瞬エーラー・システムの運指をしてしまいそうになるほどでした。
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写真:レジスターのシステム

吹き心地は、非常に軽く、息をコントロールするのも楽で非常に吹きやすく、吹き方を変えると「フランスっぽい感じ」「ドイツっぽい感じ」「どっちともいえない不思議な感じ」がしました。


写真に撮るのを忘れましたが、Fritz Wurlitzer独特のベルに強引に開けられた音程補正孔がこの楽器にも付けられているので、最低音(ミ)はドイツ管独特の軽く抜ける気持ち良い音が鳴りました。

上管部のタンポはコルク、下管部のタンポはゴアテックスを使用しているので問題が無さそうでしたが、リング付近の3箇所くらいの普通のタンポは劣化していたので問題がありましたが、曲を吹いても普通に演奏が出来る程度でした。

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写真:Fritz Wurlitzer製作のB♭のタル

楽器ケースは非常に薄型で、今では考えられない木をそのまま繰り抜いた作りになっていて、この楽器ケースだけでも価値があるのではないでしょうか?

音程がかなり高いので、それさえ乗り越えられたら演奏を十分に楽しめる楽器だと思います。
僕は、吹いている最中に音程があっていくようになっていきました。

この楽器は1セットしかない売り物なので興味のある方はお早めに・・・


お問い合わせ先:管楽器専門店 ダク
東京都新宿百人町2-8-9
電話:03-3361-4300


F.Wurlitzer
Schmidt-Reform
A&Bbセット、F.Wurliterオリジナル・マウスピース3本(グラナディラ製1本を含む)、タル各2本
1554000円(税込み)
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by vagaoku | 2009-08-25 12:54 | clarinetto/クラリネット | Comments(0)
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