キャシー・バーベリアンとルチアーノ・ベリオ
2009年 06月 20日
彼女は、オペラ歌手と言うよりマルチ歌手のような存在だったように感じます。
彼女の歌は音源としてわずかですが存在しています。
歌声だとは思えないような現代奏法、表現力、言語に左右されない技術、、、どれもすごいです。
イタリア人の現代作曲家の一人であったルチアーノ・ベリオが現代音楽を作曲するきっかけになったのは、彼女のおかげかもしれないです。
そして、二人は親交を深め結婚をした・・・そして離婚をした。。。
以前から彼女の映像を探していました。
オペラでわずかに映像が残っていたり、イタリアで放映したことのある・・・と言う情報はいくつかありましたが、実際かの上が歌っている姿は見たことがありませんでした。
現在、youtubeのおかげでいくつか映像を見つけることが出来ました。
しかも、僕が大好きな「ベリオのフォークソングス」の全てを彼女の歌ですべて見ることが出来ました
予想外に普通に歌っていて驚きました。
また、バーベリアンの作曲した本人の「Stripsody」も映像で見ることが出来ます。
これも、もっと大げさに演奏しているのかと思ったのですが、ものすごく普通に・・・
もしかしたら、当時のコンサートを撮影するのに「動かないでくれ」と言われていたのかもしれません。
それにしても、面白いです!
クラシックの現代音楽の歌の作品は非常に面白いです。
映像がいつ消えてしまうかわからないので、キャシー・バーベリアンの映像に興味のある方はお早めに!!!!
キャシー・バーベリアンの映像・・・
バーベリアンの歌う「フォークソングス」その1
バーベリアンの歌う「フォークソングス」その2
コンサートでバーベリアンの作曲したStripsody
(TV Svizzera Italiana 1969年)
特殊奏法と楽譜を映像として見れます。
バーベリアンの様々なオムニバス
キャシー・バーベリアンの音源・・・
ルチアーノ・ベリオ:4つの民謡より「Avendo gran disio」
ルチアーノ・ベリオ:セクエンツァIII
ルチアーノ・ベリオ:室内音楽
ルチアーノ・ベリオの編曲したクルト・ワイルの歌曲
シィルヴァーノ・ブッソッティ:La passion selon Sade -O- Atti vacali
バーベリアン onor di parnasso
I want to hold your hand
キャシー・バーベリアンの公式サイト